コラム Column

  • 2022.09.16

    【床材】お庭空間を演出するアイテムのお話(その8)

    土間コンクリート

    土間コンクリートとは、床面に施工する平坦なコンクリートで、耐久性があり重量物にも対応できます。 駐車場・犬走り・デッキ下・物置下・駐輪場床面・アプローチなど、幅広く利用されています。 他の床材と組み合わせてデザイン出来ます。 地面を完全に覆う為、雑草対策になます。

    コテ仕上げ

    おすすめポイント

    • 土間コンクリート表面がツルツルしていて、綺麗に仕上がります。
    • お掃除が簡単です。
    • デザイン性を高めたい駐車場やお掃除しずらいデッキ下などがおすすめです。

    ご注意ポイント

    • 土間コンクリート表面に凹凸が無い為、雨の日などは滑りやすいです。
    • ツルツルした表面なので、タイヤ痕が付きやすいです。

    刷毛引き仕上げ

    おすすめポイント

    • 刷毛を使用し土間コンクリート表面に筋模様を付けるため凹凸があるので滑りにくい利点があります。
    • 傾斜のあるスロープや、積雪のある地域、ご家族にご高齢者がいらっしゃるご家庭など安全性を考慮されるご家庭におすすめです。
    • 刷毛で仕上げる為、金ゴテ仕上げよりも色むらが出にくいようです。
    • 金ゴテ仕上げに比べ、タイヤ痕は付きずらいです。

    ご注意ポイント

    • 凹凸があることで砂利や埃などが入りやすく掃除がしずらい点です。

    インターロッキング

    インターロッキングは石畳のようにコンクリートの敷材です。一般家庭ではアプローチや駐車場、公共施設ではフリースペースや歩道など幅広く使用されています。機能的には、降った雨を地中に逃がす、透水性インターロッキングや、 路面温度を抑制する遮熱性インターロッキングがあります。 用途に応じて、厚みが60mmと80mmが選べます。一般的には60mmを使用し、駐車場などは車などの重量物にも対応できる80mmを使用します。

    おすすめポイント

    • デザインや大きさ・カラーも種類が豊富で、天然石の気品と高級感を風合いを持ったインターロッキングや ビンテージを追求した表情を持つインターロッキングなど、様々なシーンに調和しデザインの幅が広がります。
    • 駐車場の土間コンクリートの目地材に使用され、デザイン性があります。
    • 表面がザラザラしているので滑りにくく、地面を覆うので雑草が発生しずらくなります。
    • リフォームにも活用できる便利な敷材です。

    ご注意ポイント

    • インターロッキングは、基礎工事の整地と転圧が何より大切です。それから、インターロッキングブロックを1つ1つ組み合わせをし、目地砂を入れていくので手間がかかります。
    • デメリットとして手間がかかるので、土間コンクリートよりも費用がかかります。
    • インターロッキングの砂目地から雑草が生えてくる事があります。
    • 白華現象が生じる事があります。

    天然石

    アプローチとテラスに人気の高い、高級感がある天然石。天然石は方形と乱形があり、石の種類も豊富です。施工は下地モルタルの上に天然石を貼っていきます。

    おすすめポイント

    • 形や質感・色のバリエーションも豊富で、雰囲気のあるシーンを演出してくれます。
    • 天然石の種類によって和風・洋風どちらのテイストにも合わせることが出来ます。
    • レンガやインターロッキングなど他の敷材とのコーディネートが可能で、デザインの幅が広がります。
    • 高級感と重厚感があり、雨の日は天然石の色味が変わりお庭の表情が変わります。
    • 天然石で地面を覆うので、雑草対策になります。

    ご注意ポイント

    • 下地モルタルを施工してから、1つ1つ天然石を並べていくので、手間がかかる為施工費用が高くなります。

    敷きレンガ

    意匠性が高く、自然な風合いでヨーロッパ風な雰囲気を出す事が出来ます。ひとつひとつ異なる焼ムラや色合いが美しいレンガは、ガーデニングにもマッチし人気があります。アプローチや駐車場のラインなど、エクステリアの色々な場所に使用されています。

    おすすめポイント

    • レンガは土で出来ているので環境に優しい利点があります。
    • 吸水性の高さからガーデニングとの相性が良い点もおすすめポイントです。
    • また、経年変化していくレンガは味わいが生まれ、お洒落です。
    • 地面をモルタル下地で覆う為、雑草対策になります。

    ご注意ポイント

    • 吸水性が高い為、寒冷地では水を含んだ状態のレンガが凍って割れる可能性があります。
    • 下地作りをしてレンガを並べていくので手間がかかる為、費用が高くなる点です。
    • 白華現状が生じる事があります。

    リンクストーン

    四国化成から発売されている透水性舗装材です。細かい砂利(骨材)をウレタン樹脂で固めた商品です。主にアプローチや階段部分で採用されます。石貼りやインターロッキング、レンガなどとデザインできます。

    おすすめポイント

    • カラフルな天然石を使用しているので、お洒落な外観になります。
    • 耐候性があり変色しずらいのでおすすめです。
    • ダブル接着工法で剥がれにくく、透水性があり水たまりが出来にくい事もメリットです。
    • 滑りにくく雨の日やスロープでも安心な為、アプローチや階段に使用されています。
    • メンテナンスコートを塗ることにより、汚れにくくなります。

    ご注意ポイント

    • 下地コンクリートを施工する為、土間コンクリートより費用がかかります。
    • 剥がれにくいリンクストーンですが、経年変化により劣化すると剥がれやすくなるのがご注意ポイントです。
    • 補修する場合、変色しずらい商品ですが経年変化により若干色が変わります。

    芝生

    お庭に映えるグリーンの芝生は自然を感じられるアイテムです。 芝生には天然芝と人工芝があります。 天然芝の種類は、一般的に良く使用されている高麗芝やTM-9などがあります。人工芝も最近では、本物と見間違うほどリアルな物が増えています。

    天然芝

    おすすめポイント

    • 天然芝は柔らかく、裸足で歩いても気持ちいいナチュラルな心地よさが魅力です。
    • 風の日も、砂埃がたたないメリットがあります。
    • 人工芝に比べると天然芝はコストが安いのもおすすめです。
    • TM-9は、高麗芝よりも伸びが遅いので、高麗芝ほど手間がかからず刈り込み回数も少なめです。

    ご注意ポイント

    • 天然芝は定期的に芝刈り・水やり・エアレーション・肥料をあげたりのメンテナンスが必要です。
    • 日陰では芝生が育ちずらい為、日当たりの良い場所に向いています。
    • 冬に、枯れたようになるので外観が悪くなります。
    • ペットや人が歩く場所は芝生が剥がれてしまうため、補修が必要です。
    • 雑草が生える為、草むしりが必要になります。

    人工芝

    おすすめポイント

    • 人工芝はポリエチレンやウレタンなどの耐久性の高い素材で作られている為、 耐久性が高く水はけも良いので、長い間綺麗な状態を保ってくれます。
    • 天然芝と違って、芝刈りや水やりなどの面倒なメンテナンスが不要です。
    • 1年中グリーンが綺麗な芝生をキープする事が出来ます。
    • 日当たりを気にせず、日陰のお庭やベランダに場所を選ばず敷くことが出来ます。