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  • 2025.03.28

    防草シートの選び方完全ガイド|耐久年数・重ね幅・固定ピン

    こんにちは!
    群馬県高崎市・前橋市・伊勢崎市を中心に、外構工事・エクステリア・造園を手掛ける株式会社グリーン産業です。今回は「防草シートの選び方完全ガイド|耐久年数・重ね幅・固定ピン」を、はじめての方にもわかりやすく整理しました。群馬で庭の手入れを楽にしたい、外構工事で砂利や人工芝の下にシートを敷きたい、という特に高崎・前橋・伊勢崎のみなさまの参考になる内容です。

    防草シートとは?(役割と基本)

    防草シートは、日の光を通しにくい布で地面をおおい、雑草が育つ力を弱くする資材です。
    上から砂利や人工芝を重ねると見た目もきれいになり、草取りの回数がぐっと減ります。「遮光率(どれだけ光を止めるか)」と「透水性(雨を通すか)」のバランスが大切で、庭では遮光率99%前後、雨が抜けるタイプが扱いやすいです。

    耐久年数の考え方(素材と厚み)

    長持ちの目安は「素材・厚み・上の仕上げ」で決まります。
    一般家庭向けの薄手タイプで約3~5年、厚手・高耐候タイプで約7~10年、プロ向けの一部製品では10年以上を謳うものもあります(直射日光や石の角で短くなることあり)。素材はポリプロピレンやポリエステルが主流で、厚いほど破れにくく、重いほど風に強い傾向です。
    品名や年数表示はメーカー差が大きく、ここでの具体的な保証年数は確認できていません。カタログの「耐候年数」「質量(g/㎡)」をくらべ、庭の条件に合うものを選びましょう。

    下地づくり(ここで差がつく)

    長持ちのコツは下地です。表土の草根と石を取り、軽く整地して凹凸を減らします。
    その上に砕石を5~10cmほど入れてしっかり踏み固めると、水はけが安定し、シートのたるみも出にくくなります。庭全体にゆるい傾き(勾配1~2%:10mで10~20cmの高低差)をつけ、雨がたまらないようにしてください。

    重ね幅の基準(すき間を作らない)

    シート同士の重ねは、平らな場所で10~15cm、斜面や砂利仕上げで20cmを目安にします。コーナーや排水桝まわり、門柱まわりは、とくに雑草が出やすいので重ね幅を多めに取り、すき間をなくします。建物際は外壁とシートの間に5cmほどの逃げを作り、毛細管現象で壁に水が上がらないよう配慮します。

    固定ピンの選び方と本数(風に負けない)

    ピンは「U字ピン」や「傘釘(頭が広いピン)」を使います。長さは土の固さに合わせ、標準で15~20cm、柔らかい盛土や砂地では23~30cmが安心。
    ピンの間隔は、中央部50~100cm、シートの端や重ね部は30~50cm、風が強い場所や斜面は20~30cmまで詰めると安心です。
    群馬の平野部は風が通りやすいので、高崎・前橋・伊勢崎の現場では「端は30cmピッチ」を基本に、角と継ぎ目は追加で補強します。ピンを打った穴から草が出るのを防ぐため、頭にワッシャー(座金)を使うか、上から砕石をしっかり敷きます。

    仕上げ材との相性(砂利・固まる土・人工芝)

    砂利仕上げは、3~5cmの厚みで均一に敷くと、シートが見えにくく歩きやすいです。丸い砂利は動きやすいので、歩道にはやや角のある砕石が安定します。
    固まる土は、転圧と水加減を守れば雑草が出にくく、見た目も明るくなります。人工芝は、下地を平らにして目地(継ぎ目)をずらし、ピンと接着テープを併用するとめくれにくくなります。
    いずれも水はけが悪い場所では、集水桝や細い溝をつくって水の逃げ道を先につくるのがコツです。

    色・見た目・歩きやすさ(暮らし目線の選択)

    シート色は黒やダークグリーンが多く、黒は遮光性が高く、緑は見た目になじみます。露出する場面が多いなら「表面がザラつくタイプ」を選ぶと、上に砂利を敷いたときに滑りにくく、足元が安定します。門回りやよく歩く通路は、砂利の粒を小さめに、駐車場の出入り付近は砕石を太めにすると沈みにくいです。

    よくある失敗と防ぎ方

    ・重ね幅が足りず、すき間から草が出る → 斜面・砂利仕上げは20cm以上重ねる。
    ・ピンが少なく、風でバタつく → 端部30cmピッチ、角と継ぎ目は増し打ち。
    ・下地がデコボコで水がたまる → 砕石を5~10cm入れて転圧、勾配1~2%を確保。
    ・日当たりが強くて劣化が早い → 厚手・高耐候タイプを選び、なるべく早く砂利で覆う。
    ・建物際が濡れやすい → シートを外壁に密着させず、5cmの逃げをとる。

    群馬ローカルのポイント(高崎・前橋・伊勢崎)

    季節風が強い日は、敷き込みの途中でめくれやすいので、敷いたそばから仮固定→本固定の順で進めると作業が安定します。
    冬の凍結と解凍のくり返しがある場所は、砕石層を厚めにして転圧を念入りに。日射が強い南面は、厚手・高耐候タイプ+早めの砂利か人工芝の被覆が長持ちの近道です。
    自治体の助成やリサイクル資材の提供制度は年度で変わることがあり、現時点では確認できていません。必要に応じて各窓口で最新情報をご確認ください。

    メンテナンス(長持ちの習慣)

    年に1~2回、端部と継ぎ目、排水桝まわりを点検し、めくれは早めにピン追加。小さな破れは補修テープでOK。雑草がどうしても出る場所は、重ね幅を足すか、仕上げ材の厚みを増やすと改善します。

    まとめ(選び方チェック表)

    1)庭の条件を確認:日当たり・風・土の固さ・水はけを把握。
    2)シートを選ぶ:遮光率99%前後、厚手・高耐候は日向や風に強い。
    3)下地をつくる:砕石5~10cm+転圧、勾配1~2%で水を逃がす。
    4)重ね幅:平坦10~15cm、斜面・砂利は20cm以上。
    5)固定ピン:中央50~100cm、端部30~50cm、風が強い所は20~30cm。
    6)仕上げ材:砂利3~5cm、固まる土や人工芝は施工手順を守る。
    7)点検:端・継ぎ目・桝まわりを定期チェック。

    群馬・高崎・前橋・伊勢崎での外構工事では、風・日射・凍結を前提に「厚手×十分な固定×水はけ優先」で選ぶと失敗が減ります。私たちは、現地確認から資材選定、敷き込み、上の仕上げまで、一気通貫でサポートします。庭の草取り時間を減らし、気持ちよく過ごせる外構づくりを一緒に進めましょう。

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