コラム Column

  • 2025.03.21

    ローメンテ庭の作り方|雑草対策と植栽セレクトの黄金比

    こんにちは!
    群馬県高崎市・前橋市・伊勢崎市を中心に、外構工事・エクステリア・造園を手掛ける株式会社グリーン産業です。今回は「ローメンテ庭の作り方|雑草対策と植栽セレクトの黄金比」を、群馬(高崎・前橋・伊勢崎)で外構工事をご検討の方に向けて、丁寧にまとめました。毎日の手入れを減らしつつ、四季の楽しさはしっかり残す。そんな“手間の少ない庭”をつくるための考え方と実践ポイントをご紹介します。

    ローメンテの基本発想:使う面を増やし、土の露出を減らす

    手入れを少なくするコツは、「人が歩く・使う面」をはっきり決め、雨でぬかるむ“素の土”をできるだけ減らすことです。庭全体をざっくり3つに分けるのが分かりやすいです。
    ①雑草が生えにくい面(透水性の砂利・固まる土・コンクリートなど)
    ②季節を楽しむ植栽スペース
    ③演出の小物(ライトや鉢)
    私たちが提案する目安は〈70:20:10〉の黄金比。庭の70%を管理が楽な舗装や砂利に、20%を厳選した植栽に、残り10%をライトや鉢などの演出にあてます。これなら見た目が単調にならず、草取りの時間もぐっと減ります。もし家庭菜園を広く取りたい場合は、菜園の周りを舗装で囲み、通路幅を50~60cm以上にしておくと作業が楽です。

    雑草対策の土台づくり:下地・シート・仕上げの三層構造

    草を抑えるには、上に砂利を敷くだけでは足りません。長持ちするやり方は三層構造です。
    まず下地(地面)をしっかり平らにして、砕石(小さな石)を約5~10cm敷き、踏み固めます。
    つぎに防草シートをピンで固定します。シートは重ね幅を10~15cmとり、端は見切り材で押さえるとめくれにくくなります。
    最後に仕上げとして、砂利なら厚さ3~5cmを目安に均一に敷きます。歩く場所は粒が丸すぎない「砕石系の砂利」を選ぶと沈みにくく、車の出入りがある所はコンクリートや「固まる土」(乾くと固まる舗装材)を組み合わせると安心です。雨水がたまらないよう、地面には1~2%(10mで10~20cm)のゆるい傾きを付けておくと、水はけが良くなりコケや泥の汚れも減ります。
    なお、各自治体の補助制度や規制の細かな運用は地域差があり、現時点では確認できていません。必要な場合は窓口でご確認ください。

    植栽セレクトの黄金比:常緑5・落葉3・多年草2のバランス

    ローメンテでも緑は欠かせません。おすすめは“常緑5・落葉3・多年草2”の比率です。常緑(1年中葉がある樹木)を多めにして冬も寂しくならないようにし、落葉(冬に葉が落ちる樹木)で春~秋の季節感をプラス、足元は多年草(毎年はえてくる草花)で色とりどころを作ります。
    群馬は風が強い日が多いので、背の高い木を連続で並べるより、株立ち(幹が数本に分かれている形)の樹を2~3本点在させ、風を逃がすのがコツです。樹種例として、常緑はソヨゴやドドナエア、オリーブ。落葉はアオダモやヤマボウシ。多年草はタイム、ヤブラン、ヒューケラ、セダムなどが育てやすく、色や葉の形で変化がつけやすいです。西日が強い場所は葉焼けしにくい種類を、半日陰は日陰に強い種類を選ぶと失敗が減ります。
    耐寒性の細かな数値は品種・地域差があり、現時点では確認できていません。苗を買う時は、日当たり条件の表示も合わせてチェックしてください。

    植え付けと水やり:最初の2週間が勝負、支柱とマルチで安定

    植える穴は、苗の土のかたまり(根鉢)よりひと回り大きく、直径で1.5~2倍、深さは根鉢と同じ程度が目安です。深く植えすぎると根が苦しくなるので注意しましょう。
    高崎・前橋・伊勢崎は風で苗が揺れやすいので、支柱を1~2本添え、「八の字」の形でやさしく結びます。植えたら最初の2週間は毎日たっぷり水やりし、その後は土が乾いたら与えるリズムに切り替えます。表土はバークチップや化粧砂利で覆う(マルチング)と、乾きすぎと泥はねを防ぎ、雑草の芽も出にくくなります。
    剪定(伸びた枝を整える)は年1~2回でOK。外へ向かって伸びる枝を残すと、自然な形を保てます。肥料は春と秋に少量だけ。与えすぎは枝がやわらかくなり、風に弱くなる原因です。

    通路・テラス・駐車の“使い勝手”を先に決める

    手入れを減らすには、歩く道と使う場所がはっきりしていることが大切です。家の出入りやゴミ出し、物置への動線、洗濯物の道、子どもの遊び場までイメージし、通路幅は90~120cmを目安に確保します。
    曲がり角は少し広めに。テラスや物干し横は掃除が楽なコンクリートやインターロッキング(ブロック舗装)にして、花壇の縁は見切り材で区切ると土がこぼれにくくなります。駐車場はタイヤの通る帯だけコンクリート、周辺は砂利や固まる土にする「ハイブリッド舗装」にすると、金額と掃除の手間を抑えやすいです。雨の日に滑らないよう、コンクリートの表面は細い線をつける“刷毛引き”仕上げが安心。仕上げの好みは見た目だけでなく、日常の掃除方法(ほうき・ブロワー・高圧洗浄)も合わせて選ぶと、後悔が少なくなります。

    夜の見え方を一工夫:足元灯とスポットで“安全・防犯・映え”

    ローメンテの庭ほど、夜の明かりが効きます。通路の足元灯で段差を見やすくし、シンボルツリーには弱めのスポットライトを下から当てると、葉の影が壁に映り、雰囲気が出ます。門柱回りに小さなライトを1つ足すだけでも、帰宅時の安心感が違います。後から追加しやすいソーラーや低電圧タイプなら、配線の手間も少なく手軽です。
    タイマーや人感センサーを組み合わせれば、点け忘れ・消し忘れも防げます。電気工事の必要がある場合は安全のため専門業者に依頼しましょう。各製品の電気代や寿命の細かな数値は機種により異なり、ここでは確認できていません。購入前に仕様表をチェックしてください。

    よくある失敗と対策:最初に決めすぎない・品種を絞る

    「最初から植えすぎて後で持て余す」「日向向きの草を日陰に植えて弱らせる」「雑草対策を砂利だけで済ませて、すぐ混ざる」——よく聞く失敗です。対策はシンプルで、
    ①黄金比〈70:20:10〉で面積配分を決める
    ②植える種類を3~5種に絞る
    ③三層構造(下地・防草シート・仕上げ)を守る
    の3つです。さらに、季節の写真をスマホで残しておくと、水やり・剪定・植え替えのタイミングが分かりやすく、次の年に活かせます。

    地域別ワンポイント(群馬・高崎・前橋・伊勢崎)

    冬の冷え込みと季節風に備え、支柱は毎年点検し、結び目が食い込んでいないか確認しましょう。
    前橋・伊勢崎の開けた区画では特に風が強いので、背の高い常緑を連続で並べるレイアウトは避け、あいだに低木や多年草を混ぜて風を逃がすのがおすすめです。
    高崎の住宅密集地では、隣地へ枝が越えないよう剪定計画を年初に決めておくとトラブルを防げます。
    地域の緑化支援や助成の最新情報は年度で変わることが多く、現時点では確認できていません。必要に応じ、各窓口でご確認ください。

    問い合わせ先

    外構工事・造園・エクステリアの事なら【株式会社グリーン産業】までお気軽にお問い合わせください!
    Tel:027-266-4111
    Mail: info@green-in.co.jp

    受付時間:9:00~18:00(定休日:水曜)

    外構・エクステリア・庭づくりのことなら、株式会社グリーン産業までお気軽にお問合せください。