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2025.01.24
外構工事の流れから施工期間まで!積雪に強いカーポートの選び方
こんにちは。
群馬県高崎市、前橋市を中心に外構工事・エクステリアを手掛ける株式会社グリーン産業です。
外構工事でカーポートを設置する際、工事の流れや施工期間を理解しておくことは重要です。
また、積雪地域では雪の重みに耐えられる強度を備えたカーポートを選ぶ必要があります。
この記事では、外構工事の一般的な流れと、カーポートの施工にかかる日数の目安を解説します。
さらに、積雪に強いカーポートの条件やメーカー選びのポイントについてもお伝えします。
スムーズな外構工事とカーポート選びに役立てていただければ幸いです。外構工事の流れを知っておこう
外構工事の計画から完成までの一般的な流れ
外構工事は、次のような流れで進められるのが一般的です。
計画と設計
敷地の状況や希望するデザインをもとに、図面を作成します。カーポートの配置や大きさ、使用する材料などを決定していきます。
見積もりと契約
設計内容に基づいて費用を算出し、見積書を提示します。内容に納得いただけたら契約を交わします。
各種申請
建築確認申請や道路占用許可などの必要な手続きを行います。
着工準備
資材の手配や施工スケジュールの調整を行い、工事に備えます。
施工
基礎工事、骨組み設置、屋根材取り付けなどの本体工事を進めます。
仕上げと完成
塗装や周辺の後片付けを行い、完成となります。引き渡し後は、使用方法の説明やアフターフォローを行います。図面作成や各種申請など事前準備の重要性
外構工事を円滑に進めるには、入念な事前準備が欠かせません。
特に重要なのが、図面作成と各種申請です。
図面は、施主の希望を具体的な形にする大切な設計書類です。
カーポートの配置はもちろん、使用する材料の種類や色なども決めておく必要があります。
図面を作成する際は、敷地の形状や周辺環境、日当たりなどを考慮しましょう。
積雪地域であれば、雪の重みに耐えられる設計にするのもポイントです。
また、外構工事では建築基準法に基づく確認申請が必要となることがあります。
道路に面している場合は、道路占用許可の手続きが必要です。
申請には時間がかかるため、余裕をもって進めましょう。
図面の内容が法規に適合しているかどうかも、事前にチェックしておくと安心です。カーポートの施工にかかる期間は?
カーポートの種類と施工日数の目安
カーポートの施工期間は、タイプによって異なります。
一般的な施工日数の目安は次のとおりです。ネスカ(オープンタイプ):3〜5日程度
ネスカ(サイドパネル付き):4〜7日程度
テリオス(オープンタイプ):5〜7日程度
テリオス(サイドパネル付き):6〜8日程度ネスカはシンプルな構造のため、比較的短い日数で設置できます。
一方、テリオスは独立柱タイプで屋根も大きいため、施工に少し時間がかかります。
サイドパネルを付ける場合は、それだけ施工日数が増えます。
ただし、これはあくまで目安です。実際の施工日数は、敷地の状況や部材の納期、天候などによって前後します。施工期間を左右する要因と工期短縮のポイント
カーポートの施工期間には、様々な要因が影響します。
敷地の状況
傾斜や段差があると、基礎工事に時間がかかります。
部材の納期
メーカーや時期によって、部材の納品に日数を要することがあります。
天候
雨や強風の日は、作業が中断されるため工期が伸びる可能性があります。
施工業者のスケジュール
繁忙期は施工までに待ち時間が発生するかもしれません。工期を短縮するには、これらのリスク要因をできるだけ事前に排除しておくことが大切です。
敷地の傾斜や段差は、着工前の整地である程度解消できます。
着工が雨季の前後にならないよう、早めに計画を立てるのも一案です。
部材の手配は余裕をもって行い、施工業者とはスケジュールをしっかり擦り合わせましょう。
資材や人員に無理のない施工計画を立てることが、トラブルを避けるカギとなります。積雪地域に適したカーポートの条件とは
耐雪荷重の基準と構造の強度について
積雪地域でカーポートを設置する際は、雪の重みで屋根が壊れないよう、耐雪荷重に注意が必要です。
耐雪荷重とは、屋根に積もった雪の重さに耐えられる力のことを指します。
国土交通省告示では、地域ごとに必要な耐雪荷重の基準が定められています。
多雪地域では、1平方メートルあたり300〜400kgもの強度が求められます。
この基準を満たすには、頑丈な柱と梁、ガッチリとした接合部が必要です。
カーポートメーカーの中には、柱を太くしたり、梁を二重にしたりして、高い耐雪荷重を実現している製品もあります。施工時も、部材の接合をしっかり行うことが強度アップのポイントとなります。屋根材や骨組みなど各部の雪対策
耐雪荷重の高いカーポートでも、屋根材や骨組みの形状を工夫することで、雪対策をさらに強化できます。屋根材は、雪が落ちやすいように、できるだけ滑らかな素材を選びましょう。
ポリカーボネートの屋根なら、雪が滑り落ちやすく、落雪時の衝撃にも強いのでおすすめです。
骨組みは、屋根勾配を急にすることで雪が落ちやすくなります。
とはいえ、あまり急勾配にすると屋根下を利用しづらくなるので、バランスが大切です。
目安としては、1.5/10(約9度)から2/10(約11度)の勾配が雪下ろしと使い勝手を両立できます。
また、屋根を複数の面に分割し、雪の重みを分散させる工夫も有効です。
1枚屋根を避け、千鳥格子状に配置するとよいでしょう。屋根と柱の間に雪切りを設置するのもおすすめです。カーポートメーカー選びのチェックポイント
施工実績と保証内容をしっかり確認しよう
積雪地域向けのカーポートを提供しているメーカーは数多くありますが、施工実績と保証内容は業者ごとに異なります。
まずは、メーカーのウェブサイトや資料で、積雪地域での導入事例を確認してみましょう。
同じような気候風土で、長年使用されている実績があるかどうかがポイントです。
また、アフターサービスの保証内容も大切なチェック項目です。
カーポートには、メーカー保証とメンテナンス契約の2つの保証があります。
メーカー保証は、部材の不具合や経年劣化を保証するもので、期間は1〜3年程度のことが多いです。
一方、メンテナンス契約は定期点検などを行う有償サービスで、メーカー保証の延長と捉えることもできます。
積雪地域では、重みで破損したパネルの交換など、メンテナンスを必要とするケースが出てきます。
これらの故障が保証の対象に含まれているかを必ず確認しておきたいですね。アフターサービスや定期点検の有無も重要
カーポートは、屋外に設置する構造物です。
経年劣化や不具合が生じやすいため、きめ細かいアフターサービスがあると安心です。
特に、積雪地域では1シーズンに何度も雪下ろしを行うため、部材の傷みが早まります。
ボルトのゆるみや部材の歪み、劣化のチェックは欠かせません。
こうしたメンテナンスを、メーカーに定期的に依頼できるかどうかも選ぶ際の判断材料になります。
1年に1回程度、専門スタッフによる点検が受けられるとベストです。
さらに、万一故障した際の修理体制も充実しているとよいですね。
部品の在庫状況や、修理にかかる日数、費用などを事前に確認しておくと安心です。失敗しないカーポート選びのまとめ
積雪や施工期間を考慮した計画的な準備を
カーポート選びで失敗しないためには、設置場所の積雪状況をしっかり把握し、それに適した製品を選ぶことが大切です。また、施工までの準備期間を十分に取り、図面作成や部材発注を計画的に進める必要があります。
長く安心して使えるカーポートを選ぼう
カーポートは一度設置すると、なかなか交換できません。
メンテナンスしながら、10年以上は使い続けるものと考えましょう。
耐久性と施工品質、アフターサービスの充実度を総合的に判断し、長く安心して使えるカーポートを選ぶことが賢明です。外構・エクステリア・庭づくりのことなら、株式会社グリーン産業までお気軽にお問合せください。