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  • 2025.03.21

    どれを選べばいい?植木鉢の種類

    こんにちは。

    群馬県高崎市、前橋市を中心に外構工事・エクステリアを手掛ける【株式会社グリーン産業】です。

    本日は、ガーデンアイテムとして活躍する植木鉢の種類について解説をしていきます。

    草花を植え込みするだけでなく、当社では樹木を植木鉢に植えるご提案をさせていただくこともあります。

    地面に直接植えるよりも植木鉢に植えたほうが樹木の成長が遅くなるため樹木をあまり大きくしたくないという方におすすめです。

     


    テラコッタ製の植木鉢について


    ガーデニングで使用される焼き物の植木鉢はテラコッタが有名です。

    元々はイタリアで作られた素焼き鉢をテラコッタと言いますが、現在は洋風デザインの素焼き鉢を総称してテラコッタというのが一般的です。

    700~900℃の低温で焼き上げたテラコッタ鉢は、表面がザラザラした質感になります。

    余分な水分や空気が鉢の表面から抜けやすいので、水はけの良さを好む植物に向いています。

    ただし、柔らかい素材なので少しの衝撃でも欠けやすく、水分を含んだまま凍ると寒冷地では割れることもあります。

    近年は、寒冷地対応したタイプも販売されています。

    厚みがあるため大型になると重量も増えるので移動などが大変ですが、その分安定感が増し倒れにくい鉢でもあります。

    水はけを確保するため鉢の底に穴加工がされているものをおすすめします。


    FRP製の植木鉢について

    FRPとは【英:Fiber-Reinforced Plastics】繊維強化プラスチックの略称です。

    ガラスを溶かしてシート状にしたグラスファイバーという素材を何層にも重ねることで、プラスチック単体とは違う軽量かつ高い強度を持った複合素材になります。

    FRP製の植木鉢は、高い強度と耐久性、テラコッタ製より軽量なため扱いやすいことが魅力です。

    水が浸透することによる劣化が起こらない素材なので、温度差などが激しい過酷な環境下での利用でも耐えられます。

    見た目が似ているファイバーセメント製のものよりは価格は割高になります。

     

    ファイバーセメント製の植木鉢について

    ファイバーセメントとは【英:Glass Fiber-Reinforced Cement】ガラス繊維強化セメントの一種です。

    セメントにガラス繊維を巻き付けたり、張り付けたりして補強しながらボンドとコンクリートを何層にも塗り重ねて形成した素材になります。

    引っ張る力に弱いコンクリートの弱点をガラス繊維で補強してカバーをすることでひずみを抑えます。

    全方向に補強可能なので、薄型に加工できます。

    ファイバーセメント製の植木鉢は、軽量でありながら衝撃にも強いのが魅力です。ただし、置き場所の環境により屋外で長期に使用すると変形や角に亀裂が入るなどして水が浸透すると劣化が早まります。

    セメントに石粉を吹きかけて表面を仕上げるので、マット塗装・ツヤ塗装・錆風仕上げなど個性的で幅広いデザインの植木鉢が販売されています。

    セメント製の植木鉢

    セメント製の植木鉢は、型にはめて形成するため様々な形状を作ることができます。また、焼き上げる作業がないのでその分安価になります。

    重量感があり、劣化はしにくいですが衝撃で欠けやすい素材です。

    水が染み込みやすく、乾きやすい特徴があるので湿気を嫌う植物の植え込みに向いています。

    大型サイズはかなりの重量になるので、一般的に小型のものが主流で販売されています。

     

     


    プラスチック製の植木鉢

    合成樹脂を形成して硬化したものがプラスチックです。

    軽量で低価格なうえ、他の素材では出せないような鮮やかなカラーが豊富です。

    型によってテラコッタ風や木調など本物に近い雰囲気を出せるのも魅力です。

    ただ、軽量なため転倒しやすく、通気性がないので長期栽培の植物には向きません。また、太陽光による劣化が早く、寒暖差の激しい地域では数年で割れたり欠けたりすることもあります。

    近年は、太陽光による劣化防止の添加物を配合した軽量で劣化がしにくい植木鉢も販売されています。


     

     

    まとめ

    実店舗だけでなく、インターネットなどを利用して植木鉢を購入される方も多いかと思います。

    画像だけを見て、素材を気にせずデザインだけ重視して購入をしたらイメージと違って失敗した……ということにならないように素材も重視してください。

    植木鉢をお庭や玄関まわりに配置するだけで空間は大きく変化します。

    素材によって質感や重量が異なることを事前に理解してから植木鉢はご購入ください。


    詳しくは、【株式会社グリーン産業】までお気軽にお問い合わせください! Tel:027-266-4111 Mail: info@green-in.co.jp 受付時間:9:00~18:00(定休日:水曜)

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