コラム Column

  • 2022.11.21

    【目隠し】外構のお悩み相談室(その2)

    【お悩み】

    「道路からリビング窓が見えるのが気になります。

    目隠しをしたいのですが、どんな方法がありますか?」

     

    このお悩みをご相談されるお客様は最近とても多いです。

    車庫やアプローチだけでなく、お庭も道路側に面して計画されている

    場合に多い悩みのひとつです。

    以下の事項を確認しながら目隠し方法をご紹介します。

     

    ①道路とリビング窓との距離、高低差の確認をする。

     

    目隠し方法を検討するには、現状の敷地状況を確認する事が大切です。

     

    (道路とリビング窓との距離があり、道路との高低差がある場合)

    2mくらいの高さの樹木でも道路からの目隠し効果は発揮します。

    おすすめは1年中葉が茂っている常緑樹です。

    近年、人気品種のオリーブやシマトネリコは成長が早く葉も広がります。

    目隠しとしてはおすすめですが、境界沿いや狭い場所に植栽すると管理が

    大変になります。成長しても問題ない場所への植栽がおすすめです。

     

    (道路とリビング窓との距離がなく、道路との高低差がほぼない場合)

    フェンスデザインの種類や高さなど豊富で幅広く対応できる高尺フェンス

    がおすすめです。

    リビング床の高さは各住宅メーカーにより違いがありますが、地面から

    約45cm~55cmが目安です。

    (目線の高さの目安)

    ・子供の目線=100cm

    ・女性の目線=140cm

    ・男性の目線=160cm

    おおよその数値がわかるとどれくらいの高さのフェンスが必要かイメージ

    しやすくなります。ぜひ、活用してみてください。

     

    ②採光性や通風性を確認する。

     

    目隠しのために樹木をたくさん植えたり、高尺の目隠しフェンスを何枚も設置

    するなど安易に計画すると後悔する原因になります。

    日陰が多くなり地植えの草花の生育が悪くなったり、通風性が悪く窓を開放

    しても風が通らないなどの問題が発生する場合があります。

    樹木で検討するなら目隠したい場所を明確にして植栽計画を立てる事を

    おすすめします。

    高尺フェンスで検討するなら隙間の少ない太格子タイプや目隠し効果も高く

    通風性も高いルーバータイプもおすすめです。

    植栽や高尺フェンス以外にも、日よけシェードを目隠しも兼ねて窓に設置する

    方法やリビング窓前に屋根テラスを設置してオプションで前面パネルを付けて

    目隠しをするなどさまざまな方法があります。

     

    毎日の暮らしを楽しむには、プライベート空間が確保されている事は

    とても重要です。

    また、ただ隠すだけでなく防犯面や外観との調和も大切な要素です。

    さまざまな商品を上手に活用して居心地の良い空間を作りましょう。