コラム Column

  • 2025.02.27

    外構・エクステリア用語について

    株式会社グリーン産業です。

    エクステリアや外構を業者に見積依頼をすると、打合せの時に聞きなれない 言葉がたくさん出てきます。

    また見積書や図面上にも、見慣れない言葉が表記されています。

    私も、実際この仕事を始めた時に『水盛遣方』と言う文字をどう読んだらいいのか、何のことを言っているのか分かりませんでした。

    なので外構・エクステリア工事で、当社でも良く使われる用語をまとめてみました。

    参考にしてみてください。

    ※各社それぞれの呼び方など解釈の相違がありますので、ご不明な点はご依頼された会社にご確認下さい。


    あ行

    ●アイアン

    鉄を使って作ったもので門扉・フェンス・表札などがあります

    ●アイストップ

    目隠しを目的とした視線に止まりやすい場所を構造物や植物で隠すこと

    ●アプローチ

    門から玄関までの通路

    ●洗い出し

    土間の仕上げ方の一つ 土間コンクリートが完全に硬化する前に表面を洗い出しで骨材の頭部分のみ 露出させる方法

    ●アルミ形材(あるみかたざい)

    アルミ地金を押し出し形成した素材 さまざまな表面処理を施したもの

    金属の質感が味わえ軽い・大量生産が可能 鋳物に比べ安価な為、門扉・フェンスの主流商品

    ●アルミ鋳物(あるみいもの)

    アルミを溶かし型に流し込んで成形したもの 質感は鉄に類似しているが軽くて丈夫

    曲線など自由なデザインが安易で利用頻度が高い

    ●石敷き(いしじき)

    お庭やアプローチ・ガーデニングなどに使用する 砂利を敷く事や平らな表面の天然石を敷き詰める方法・飛び石などを施工する事

    ●犬走り(いぬばしり)

    建物の基礎に対して隣接した通路部分のこと 周囲地盤より1段高く作られる事が一般的

    建物の泥はね防止効果があります

    ●インターロッキング

    舗装に用いるコンクリートブロックの一種

    着色された長方形・正方形のブロックをかみ合わせて砂で固定する商材

    ●エクステリア

    一般的に「家の外まわりの空間」を示す言葉

    対照的な言葉では、家具や照明などで構成された部屋全体の内装を意味するインテリアが挙げられます

    ●オープン外構

    隣家や敷地の境界に門扉やフェンス・ブロックなどで囲わず、視覚的に開放感溢れる

    外構プランの事

    ●親子門扉(おやこもんぴ)

    両開きの門扉のうち、片側の扉が他方より小さい形式のもの

     


    か行

    ●外構(がいこう)

    建物の外にある構造物全般

    門・カーポート・ガレージ・駐車場土間コンクリート・アプローチ・塀・・植栽や物置など

    ●金鏝仕上げ(かなごてしあげ)

    土間コンクリートの仕上げ方法の一つで、土間コンクリート表面を金属製の金鏝を使っておさえる仕上げ方法

    ●機能門柱(きのうもんちゅう)

    ポスト、表札、インターホンを組みあわせた門柱型のユニットのこと

    デザインやカラーバリエーションが豊富で、住まいの雰囲気に合わせて選ぶことが可能

    コンクリート製の門や門袖を個別に設置するときと比べて工期も短い

    ●化粧ブロック

    コンクリートブロックの一種

    ブロックの表面に凹凸やリブデザイン・着色等を意匠し意匠性を持たせたブロック

    ●蹴上(けあげ)

    階段1段の高さの事

    ●笠(かさぎ)

    門柱や塀の天端を仕上げる部材の事

    門柱や門塀に笠木を乗せることにより空間が引き締まり高級感が増します

    笠木は門柱や門塀への雨だれの汚れ軽減になります

    ●ガーデンルーム

    掃き出し窓に隣接した屋外にある部屋

    壁や屋根をガラスやアクリルのパネルで覆ったスペース

    日光を取り込みやすく外の景色を四季折々楽しむことも出来ます。

    サンルームとも呼ばれます

    ●カーポート

    住宅の敷地内に家屋に隣接させる形で造られる車庫

    建物に付帯して設けられ、恒久的な屋根や壁がある車庫とは区別される

    またそこに設置する屋根のことを指すこともある

    ●クローズ外構

    敷地全体を塀などで囲んだ外構

    プライバシー性や安全性を高めたい方にお勧めな外構プラン

    ●グランドカバー

    地面を覆う植栽のこと。踏まれても大丈夫な繁殖力の強い植物や、水やりなど比較的世話が楽なもの、日陰でも枯れずに育つ植物等が主に選ばれる。花が咲く植物、多肉植物、クローバーなどもある

    ●車止め

    いわゆるカーストッパー

    車止めを設置することで、駐車をするときに壁や車、フェンスや植栽など、後方にあるものに接触してしまうといった事故を防ぐことができる

    ●勾配(こうばい))

    土間コンクリートやカーポートなど広く平らな場所に設ける傾斜のことを言います

    勾配を設けることで、雨水を雨どい等に逃がすなど、水が溜まらないようになります

    ●高木(こうぼく)

    生長したときの樹高が5メートルを超える木本植物です

    幹の部分と枝葉の部分が明確に分かれており、太い幹から側枝がのびているのが特徴的


    さ行

    ●砕石(さいせき))

    大きな岩石をクラッシャー(粉砕機)で人工的に砕いて作ったもの

    地盤強化や地盤を安定させるために用いられます

    ●最終桝(さいしゅうます))

    敷地内からの排水がすべて合流する桝のことです

    ●左官(さかん)

    建物の壁や床・土塀などをコテを使って塗り上げる手法

    コンクリートブロックやコンクリートを下地にモルタルで仕上げをする加工

    ●散水線(さんすいせん)

    庭そうじや植物などの水やりなどに使う、屋外の出入り口にあたる水栓のこと

    ●シェード

    シェードもオーニングと同じで「日除け」としての役割を持ちます

    ●残土(ざんど)

    土木工事や建築工事により構造物を造る場合、大抵の場合は、地面を掘削し、埋め戻しを行います。 この際、余剰の土砂が出ることになります。 この土砂が建設発生土(残土)になります

    ●敷石(しきいし))

    通路・玄関先・庭などに、敷き並べた平らな石のこと

    ●植栽(しょくさい))

    庭や玄関まわり、草木を植えること

    または草木が植えられた空間そのものを指す

    ●ジョリパット

    アクリル系の壁仕上げ材の商品名、内外装に施工可能。

    粘りのある特性を生かしコテやローラ模様や水で薄めることにより吹き付け仕上げも可能で自由度の大きな塗装用の材料

    ●常緑樹(じょうりょくじゅ)

    1年以上落葉せず交代に新葉をつける1年中緑葉をもつ樹木

    ●針葉樹(しんようじゅ)

    マツ・スギ・ヒノキなどの針葉をつける樹木

    ●シンボルツリー

    家の象徴となるような樹木のこと

    シマトネリコ、ソヨゴ、ヤマボウシなどがシンボリツリーとしては人気

    ●伸縮目(しんしゅくめじ))

    コンクリートは打設時の水分が固まると抜け、温度差で伸び縮みを繰り返し、次第に小さなヒビ割れができはじめてしまうのです。 小さなヒビ割れを放っておくと、次第に大きくなってしまうこともあるでしょう。 特に広いコンクリート面では、多く割れてしまうことも考えられます。 こうした現象を抑えるのが伸縮目地

    ●セメント

    建築土木工事の代表的な材料

    コンクリートを作るための材料の一つで灰色の粉末

    ●セミクローズ外構

    オープン外構とクローズ外構の中間的なスタイル

    程よい開放感と、プライバシーやセキュリティが守られるため、多くの住まいで取り入れられている

    ●剪定(せんてい)

    樹木の生育や結実を調整したり、樹形を整えたりするため、枝の一部を切り取ること

    ●袖壁(そでかべ)

    門扉の代わりにつくられる壁。または建物から外部へ突出させる幅の狭い壁

    目隠しやアイポイントにもなり、ポストや表札やインターホンなどを取付けられる

    ●ゾーニング

    敷地の中でエリアを分けて、空間を機能や性質によって分けていく計画手法

    建物や庭の図面を描く際、目的にあわせてスペースを配分していくこと


    た行

    ●タイル貼り

    土や石などの天然素材を原材料とするタイルを、建物の外壁に張ることを言う

    外壁をタイル張りにすることによる利点は、見た目が美しく丈夫で耐久性にも優れ、メンテナンスが容易になります

    ●中木(ちゅうぼく)

    1.2メートルから2.5メートルくらいの大きさの樹木

    高木の物も若木のころは中木とされることもある

    ●低木(ていぼく)

    1.2メートル以下の、比較的低めの樹種

    ●デッキ

    お部屋との段差がほとんどない、建物から張り出す形で作られたスペースのこと

    木の板でしつらえたものはウッドデッキ、タイルで作られたものはタイルデッキと呼ぶ

    ●天端金鏝仕上(てんばかなごてしあげ))

    ブロックの積み終えた上部を鏝(コテ)で平滑に仕上げることを言います

    天端モルタル仕上げとも言われています

    ●テラコッタ

    粘土を素焼きにして作った器物

    素焼き鉢と同じだが焼いている温度で名称が分かれる

    テラコッタは1200℃~1500℃の高温で焼かれる

    タイルなどで仲介風の素材として使われることが多い

    ●テラス

    リビングやダイニングから直接出入りできるようになっている、庭先に向いた広めの屋外フロアのこと

    地面より少し高く張り出した部分

    ●動線(どうせん))

    建築物・庭の設計時に想定する、人や車の動きの軌跡のこと

    土地の形状・大きさに合わせて、ゾーニング等と同時に実施される

    異なる種類の動線が交差しない、動線が長くなりすぎないように計画を練る

    ●ドッグラン

    愛犬が自由に遊んだり、走り回ったりできる場所のことです

    最近ではお家のお庭の一部にフェンスなどで囲いを設けて、ドックランを作るお家が増えています

    ●土留め(どどめ))

    高低差のある敷地で、土が低い土地に崩れてこないように止めること

    ●土間打ち(どまうち)

    主に床面に施工する平坦なコンクリートのことを指します。

    玄関に続くアプローチや、駐車スペースなどに多く用いられる「外構工事」に於いて定番の工事

    ●ドライガーデン

    乾燥地帯の植物を使用してつくられたお庭です

    アガベやユッカ、サボテンに代表される体内に水を溜め込む多肉植物や、幹に水を溜め込む習性を持つヤシの木などが代表的で、メンテナンスがしやすく人気のガーデンスタイル

    ●飛び石

    飛び飛びに配置された歩行用の石


    な行

    ●生コン

    生コンクリートのこと

    生コンは、工場で練り混まぜが終わり、まだ固まってない状態ですぐに工事現場へと配達されるやわらかなコンクリートのこと

    ●庭木(にわき)

    庭に植えられる観賞用の樹木

    ●塗り壁

    下地の上に自然素材でできた壁材を何層も塗って仕上げる工法の事

     


    は行

    ●配筋(はいきん)

    鉄筋コンクリート造の建物における鉄筋の配置のこと

    ●排水桝(はいすいます)

    排水設備の設置時に使用するコンクリートで出来た桝

    ●刷毛引き仕上(はけびきしあげ))

    左官仕上げの一つ。塗面に刷毛を引いて仕上げること

    表面に凹凸ができるので雨にぬれても滑りにくい

    ●跳ね上げ門扉(はねあげもんぴ)

    カーポート用に開発されたパネルが回転しながら上昇するタイプの門扉

    アコーディオン門扉に比べると床の勾配や仕上げに影響されにくいのが長所

    ●パーゴラ

    住宅の軒先や庭に設置する、つる性の植物を絡ませる木材や金属・樹脂などで組んだ棚。

    日よけとしてテラスの上につけられることがある。

    ●パース

    建物や外構でプランの説明時に完成予定図を立体的な絵にしたもの

    外観図と記されることもある

    ●バークチップ

    樹皮をチップ状にしたものです

    ●刷毛引き仕上げ

    土間コンクリートの仕上げ方法の一つで、コンクリート表面に刷毛(ハケ)を使ってホウキではいたような刷毛の線をつけた仕上げ方法

    ●ピンコロ

    9cm角くらいのサイコロ形の石材のこと

    御影石、花崗岩などからできている物が多い

    ●ファサード

    建物の外観のデザインすべてを指します。 庭・門・門扉・アプローチ・駐車場・カーポート・テラスなどから構成されます

    ●フェンス

     高低差の少ない敷地の境界を区切るために設置される柵(さく)の事

    ●防草シート(ぼうそうしーと)

    雑草が生えないように敷く布

    遮光率が高いので光合成を防ぎ、雑草の成長を抑える

    ●ポーチ

    建物の玄関部分から屋根以外のひさしがある建物の外壁から突き出している部分のこと


    ま行

    ●枕木(まくらぎ)

    本来は鉄道のレールの下に横に敷き並べる部材のことで、エクステリア素材としても使われている

    ●間口(まぐち)

    建物や土地の正面の幅のこと

    ●水勾配(みずこうばい)

    雨水や汚水などを排水するためにつける緩傾斜のこと

    水盛遣り方(みずもりやりかた)

    基礎工事に先立って行う作業で、基準となる地面の高さを決め、柱や壁などの中心線や水平線を設定して、建物の正確な位置や門壁位置などを出す事。

    外構工事ではピンクや黄色い水糸を張っている作業です。見積りに記載されています。

    ●見切り材

    おもに建築や造園で使用される部材で、素材が異なるものの境目に使用することで見た目をきれいに仕上げ、施工をしやすくする部材

    ●目地(めじ)

    石・レンガ・コンクリートブロックなどの組積みや、タイルなどの貼り付けの際に、部材の接合部にできる継ぎ目のこと

    ●モルタル

    セメントまたは石灰と砂を混ぜて水で練った建築材料

    壁の下地塗り、上塗り、レンガ・ブロックを積み上げるときに用いる結合剤のこと

    タイル張りの下地、外壁の仕上げなどによく使われます

    ●門袖(もんそで)

    門扉の代わりに作られた壁のこと

    ポスト、表札、門灯、インターホンを付けたりします

    ●門柱(もんちゅう)

    門扉の両脇の柱のこと

    ●門扉(もんぴ)

    外構に設ける門の扉のこと

    素材はアルミ、鋳物などが一般的だが、木製や鉄製のものなどもあり、デザインも様々


    や行

    ●養生(ようじょう)

    打ち込んだコンクリートやモルタルが十分に硬化するように、低温・乾燥・衝撃などから保護する作業

    また、周囲の汚損を防ぐために布やビニール、板などで保護をすること

    ●養生期間

    コンクリートやモルタルを打設した後、十分な強度を発現させるために必要となる期間のこと

    ●U字溝(ゆうじこう)

    断面が「U」字型のコンクリート土木材料

    道路側溝に用いられる

    ●擁壁(ようへき)

    崖などの崩壊を防ぐための土留めとして、コンクリートブロックや石などを使用した壁状の構造物のこと

    ●腰壁(こしかべ)

    壁の仕上げが上下で違う場合の下部の壁


    ら行

    ●落葉樹(らくようじゅ)

    秋の低温期になると葉が枯れて落ち、翌春に新しい葉を生じる樹木

    ●ラティス・ラチス

    斜め格子の木製や樹脂で出来たパネル

    ●立水栓(りつすいせん)

    柱状になっている水道栓のこと

    ●ロックガーデン

    石や岩の隙間に乾燥に強い植物などを埋め込むガーデンスタイル

     

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    【まとめ】

    外構・エクステリア工事に関する、良く使用される業界用語を取りまとめてみました。

    外構のお図面に記載されている説明や、お見積もりの項目を理解するための参考にしていただけたらと思います。

     

     

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