コラム Column

  • 2024.08.23

    【愛犬の為のドックラン】

    こんにちは!

    群馬県前橋市・高崎市エリアを中心とした外構・エクステリア工事を

    手掛けている【株式会社グリーン産業】です。

    本日は「ドックラン」について解説いたします。

    一緒に暮らすワンちゃんは大切な家族の一員。

    特にワンちゃんは外遊びが大好きです。

    ワンちゃんをドックランに連れて行くと、思いっきり自由に走り回り楽しそうに遊んでいます。

    そんな愛犬の姿を見ると、我が家の庭にもドッグランが欲しくなります。

    忙しくてお散歩が出来ない時も、ワンちゃんが遊びたくてストレスが溜まっている時も、ドッグランがあれば大変便利です。

    近年、愛犬の為のドッグランを作りたいというご要望が増えてきました。

                               

     

    愛犬の為のドッグラン 

    A.ドッグランの設備 

    ●囲い・フェンスと扉

    愛犬が安全に自由に遊ぶ為には囲いが必要です。

    躾が行き届いているワンちゃんでも、時に散歩している犬を見かけたり興味のあるものを見かけると突然走り出してしまう事があります。

    周りの人に迷惑をかけずに、安全に安心して遊べるようフェンスや門扉を使って強度のあるフェンス囲いを設ける事が大切です。

    フェンス設置の際は、ジャンプでフェンスを飛び越えたり細い隙間から脱走しない様に体の大きさや性格・身体能力を考慮しましょう。

    穴掘りが得意なワンちゃんが穴を掘っても大丈夫なように、フェンス下に縁石を設けるなどの工夫も必要です。

    扉の取っ手に手が届くワンちゃんは扉を押し開けてしまう事があります。

    そこで、ドックラン側から扉を引かないと扉が開かないように内開きにする。

    サムターン錠(回転式ツマミ)を解除しないと扉が開けられないなど、愛犬が自力で扉を開けてしまう危険性を回避しましょう。

     

    B.床材は愛犬の肉球に優しい舗装材

    ワンちゃんは裸足で地面を歩くため、地面の熱や固さが直接伝わります。

    夏場の太陽の熱で熱くなる素材は、ワンちゃんの肉球が火傷します。

    固い素材はワンちゃんの足腰に負担がかかります。

    滑りやすい素材は怪我の元になるので避けましょう。

     

    床材のメリット・デメリット

    〇天然芝

    メリット

    ①初期費用が安い

    ②柔らかく床面が熱くならない為ワンちゃんの肉球に負担がかからない。

    ③多少凹凸になっても不陸調整をして芝生の張り直しが簡単に出来る

    ④芝生が貼ってあるとお庭の外観が良くなる

    デメリット

    ①芝刈り・雑草撤去などのメンテナンスが必要

    ②ワンちゃんが穴を掘ると芝生が剥げたり土がむき出しになる

    ③高麗芝は冬になると枯れる

    ④日陰の部分や良く歩く部分は生育不良になる

    ⑤ワンちゃんのマーキングで芝生が枯れる

     

    〇人工芝

    メリット

    ①芝を刈る手間が無くローメンテナンス

    ②冬場もグリーンが維持出来て、お庭の外観が良い

    ③ワンちゃんが穴が掘れない

    デメリット

    ①コストが高い

    ②冬場もグリーンなので季節感が無い

    ③ワンちゃんのマーキングの独特な臭いが付く

    ④枯葉などの掃除がしずらい

     

    〇バークチップ・ウッドチップ

    メリット

    ①天然木の爽やかな香りが楽しめる

    ②殺菌効果・消毒効果がある為、排泄物の独特な臭い対策になる

    ③雑草が生えにくい

    ④外観がお洒落に見える

    デメリット

    ①コストパフォーマンスが悪い

    ②短期的・定期的に入れ替えが必要

    ③チップが軽い為、風に飛ばされる

    ④ワンちゃんが遊ぶと、チップが散らかる

    ⑤ウッドチップは肉球にトゲが刺さる事がある

     

    C.段差の解消

    愛犬がドックランにたどり着く動線を考えた時、玄関には階段やスロープがあります。

    掃き出しの窓からの場合床面から、掃き出し窓のサッシ枠までの高さは40cmから50cm。

    関節の弱いワンちゃんは段差が怪我の元になります。

    ステップやウッドデッキなどで段差の解消を考慮しましょう。

    大型犬の場合ステップ1段、小型犬の場合ステップ2段必要になります。

    更にダックスフンドの様に胴長さんであれば、ステップの踏み面は広い方が良いでしょう。

     

    D.立水栓の設置

    ドッグランには水栓設備も必要です。

    走り回った愛犬が給水する時や遊んでいて泥んこになった時など体を洗うことが出来ます。

    着工前でしたら混合水栓を検討されることをお勧めします。

     

    E.日除けスペースを設ける

    樹木を植える、ウッドデッキに屋根テラスを設置するなど日陰で休めるスペースを作ると、愛犬がくつろいだりお昼寝をしたりと活用できます。

    また、椅子やテーブルを置けば、家族団らんのスペースになります。

     

    F.トイレスペースを設ける

    ワンちゃんの屋外用トイレを用意してあげると、決まった場所で排泄するので掃除が楽になります。

     

    ※注意事項:毒性のある植物に注意

    ワンちゃんにとって毒のある植物があります。

    ワンちゃんは、胃腸の調子を整えるため草を食べます。

    花壇でよく見るスイセンや紫陽花、チューリップの葉や花や球根部分には毒性があります。

    少量でもワンちゃんにとっては命に係わる事がありますので注意が必要です。

    ドッグランで安全に安心して遊べるよう、危険性のある植物はドッグラン内には植えないようにしましょう。

     

     

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